SESの営業に年収を上げるためのキャリアプランはあるのか

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休み明けともあってちょっとまったりしたいところではありますが、今日はタイトルにもあるように、SES営業の年収と将来のキャリアプランについて触れていきたいなと思います。

仕事柄、エンジニアのキャリアプランとかスキルアップについては考えたりする機会もあるとは思うのですが、肝心の自分自身のキャリアプランについてちゃんと考えたことはあるでしょうか?

僕

ただなんとなく、毎日を同じような仕事の流れに身を任せていたりしないですか?

今まで自分と関わってきた営業さん達がこんな感じでステップアップしていったよという流れを、少し思い出しながら紹介していきたいなと思います。

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SES営業の年収相場は300万~600万円くらい?

SES営業の年収相場

IT系営業という括りでいうと、平均年収は472万円という統計情報が出ています。

SESの営業職については未経験から受け入れている企業も多く、その場合は月給で20万円台〜という求人が多いのではないでしょうか?

法人営業の経験だったり、顧客となりうるようなSIer出身の方などは即戦力として求められていて待遇面も良い傾向があります。

昇給は?営業インセンティブがあるのか固定給なのかどうか

ひとえに平均年収なんて言われても、未経験からの転職組とか20代の営業は平均年収よりもずっと低いというのが実態だと思います。

また、会社によっては給与体系が異なるので、賞与があったり、営業インセンティブの比率が高い企業など様々だとは思います。

SES営業
SES営業

最近の傾向としては、年俸制や一律で同じ固定給のままのSES営業が多いような気がしますね

もし入社3年目とかで成績も上げ続けているのにずっと給料が上がらないようであれば、同業他社への転職も視野に入れた方が良いのかもしれないですね。

自分の適正年収をMIIDAS(ミイダス)で調べてみると

ミイダス 適正年収

たまにミイダスを使って自分の適正年収なんかを調べてみると、そこそこの想定オファー年収が提示されたりします。

ちなみに僕の想定オファー年収は「727万円」だそうです。

事業部長とか経営企画室とか、その辺の求人が来る感じですね。

ミイダスの検索の選択肢でSESがちゃんと出てきたのはちょっとびっくりしましたが、技術系の資格とか全然持ってないので履歴書に空欄が多い人って結構いるんじゃないのかなと。

そして考えるキャリアプランによって、適正年収も今後は変化していくはずです。

僕

僕は社長なんで流石に転職はしないっすけど、社員でこれくらいもらえるならリスクに見合いそうだなとか良からぬ思いが。。

SES営業
SES営業

SESの営業だとマネジメント経験とか、そっち寄りのキャリアでアピールしていくのが良さそうですよね

ミイダス 公式サイト

SESで起業、もしくは出世して役員になるキャリアプラン

これ結構多いと思うんですが、営業として関わってきた人がいつの間にか社長になっちゃうパターンがあります。

僕

自分もこのパターンで起業しました

SESはビジネスモデル的にそんなに難しくないのと、ある程度の資本金とコアとなるエンジニアが仲間になってくれたりすると、案外簡単に起業することが可能だったりします。

SES営業
SES営業

あとは営業部長だった人がそのまま出世して、取締役になってたりすることも多いですね

営業職から経営者層へのステップアップという道ですが、もちろん営業という立ち位置に比べて責任や仕事の質も変わってくるので、それ相応の努力とチャンスが必要ではあります。

個人的に起業したいけどやりたいビジネスが定まっていないなんて人は、SESの営業としてキャリアプランを積みながら資本金を貯めて独立するのが近道なんじゃないかなと思っています。

SESの起業と経営について

SESというビジネスで起業する際の、起業の仕方やビジネスとしてのメリット・デメリット、また実際に起業し経営するためには何が必要なのかなどについて記事としてまとめています。

引き抜きや転職でよくある人事や採用担当になるキャリアプラン

人事・採用

SESでは色々な企業の人事や採用担当と関わる機会がありますが、実力を認められてそのままその会社の人事になる方もいます。

ここはエンジニアのマネジメント経験や、採用面接の経験がそのまま生かされるので比較的スルッと入っていけるポジションですよね。

特にSESで人材を集めている会社は、基本的にエンジニアの採用やマネジメントにも困っていることが多いので一定の需要があります。

僕

外注管理を人事が兼任してる会社なんかもあったりますよね

エンジニア採用の方法や知識を身につけるにはSES営業が最適?
中小のSES企業では営業が採用担当を兼任してたりしますよね。エンジニアを面接したり、時には新人の営業候補を面接したりなんかもすると思うんですが、この経験って客観的に見てかなり重要なことだと思うんですよ。もし、採用面接に関わることがない営業の人でも、面接に同席させてもらったりして近くで見てエンジニア採用のやり方を学ぶと良いかもしれません。

経験を生かしてITコンサルタントになるキャリアプラン

単純なSESだけをやってるとちょっと難しいかもしれませんが、幅広いIT知識やマネジメントスキルを生かしてITコンサルタントに転身された方も何人か知っています。

もちろんそれぞれのコンサルティングファームによって仕事の内容も違ってくると思いますし、一言でコンサルといっても立ち位置はピンきりなので一概にはなんとも言えませんが。。

上昇志向のある人で30代で年収1000万円を狙いにいくキャリアプランを考えたとしたら、コンサル方面に行くか起業するかってところでしょうかね。

コンサルの求人サービスなんかを見ても、年収1000万円超えはざらにありますし、戦略コンサルに転職することができればSESの営業と比べると年収的には大幅に上がりますよね。

技術志向があるなら営業からエンジニアになるキャリアプラン

この業界の営業さんで元々はエンジニアになりたかったんだけど、何故か営業をやってるという人を結構見かけます。

もちろん元エンジニアの方なら比較的簡単に現場に戻ることもできると思いますが、非エンジニアだった営業が技術志向が強くなってきて現場に出るなんてことも良くあります。

一度営業をやっていたことがある人は業界の流れも分かりますし、どの辺のスキルに需要があるのかもなんとなく掴めているはずです。

自分だったらこういう技術を身につけるのにとか、アプリを作って世に出してみたいとかそういう欲求が強いのであれば、いっその事エンジニアになっちゃうのも1つのキャリアプランの形なのでは?と思います。

プログラミングスクールを活用するのもいいけど簡単ではないよ

最近はプログラミングオンラインスクールのCodeCampや、実際にメンターがついて教えてくれるテックキャンプなんてとこもあるので、上手く活用してみるのも良いかと思います。

ちなみに自分は職場が渋谷で教室がすぐ近くだったので、テックキャンプのRuby on Railsのコースに2ヵ月通ってたことがあります。

書籍を買ったりWEBで調べながらでも勉強はできるんですが、自分は結構つまづくと飽きちゃうタイプなので実際に横にメンターがついてやれたのは良かったなと。

本当は1ヵ月コースを申し込んだんですが、日常の業務が忙しすぎてカリキュラムが終わらなかったのでもう1ヵ月延長したっていう。。

営業をただ辞めるのはもったいない

営業を辞める

SES営業の仕事は同じことの繰り返しでマンネリ化しますし、トラブル対応とかで心が疲れちゃう人もいると思うんです。

ただ何も考えずに辞めて別業界へ転職する人が多いのは、もったいないなといつも思っています。

特にこの業界は狭く異業種との絡みも少ないので、ただなんとなく仕事をし続けていると視野が狭いまま特別なスキルもつきません。

もちろん上で挙げたようなキャリアプラン以外もたくさんあると思いますが、何が1番言いたいかというと「毎日同じようにSESをグダグダ続けていると潰しがきかなくなっちゃうので、ちゃんとしたキャリアプランは持った方が良いよ」って事なんです。

何を学ぶかは人それぞれだと思いますが、SESの営業は比較的自由度が高い職種だと思うので、時間がある人は色々なキャリアプランについて考えてみるもの良いかもしれないですね。

SESの営業が自分の年収を上げるには?

年収を上げるには

そして忘れてはいけないのが、営業の年収を上げる最良の方法は「数字をあげて実績を作ること」なのです。

目標を達成するためにどのような戦略を立ててどのようなアクションを行うのか、そしてその結果「どのような実績を作ることができるのか」ということを意識して仕事に取り組むと良いでしょう。

もし転職をしたいと思い立った時に、転職活動において売り込む商品は「自分自身」になるはずです。

そして「年収=自分の市場価値」と考えた時に、どのような経験やポジション、スキルを身につけた方が良いのか希望する年収から逆算でわかるようになります。

まずは5分で自分の市場価値が分かるミイダスを使って、自己分析をしてみるところから始めるのが良いのではないでしょうか。

コメント

  1. 佐々木みわ子 より:

    久しぶりに書き込みます。

    相談なのですがSESでは
    エンド⇒大手SIer⇒中小IT
    という構図がありますが、

    エンドの開拓を行うにはどのような方法があるのでしょうか。
    大手SIerと取引を行うよりもエンドと取引を行った方が
    メリットは大きいと思います。

    いつも相談ばかりですいません。
    色々挑戦している毎日でございます。

    アドバイスを頂けると嬉しいです。

    • 8dsbiz より:

      エンドユーザー開拓についてはあまり語れるほどではないですが、自分の経験則では既に現場に入っているエンジニアからエンドユーザーの担当者を紹介してもらうパターンが多かったです。

      あとは顧問や紹介者を介しての営業など、やはり後発の会社が開拓していくには正攻法でいくより少しでも有利な方法を取っていった方が良いかと思います。

      たまに契約条件とかが厳しくなって、棚ボタ的にエンドユーザーと契約することになったりもしますが、これも稼動しているエンジニアありきになってしまいますね。

      受託開発などをやっていればそこから営業していくことも可能ですが、単純にSESだけでアプローチするのは少し難しいのかなと思います。